本記事では、弊社のERP「IFS」を導入いただいたお客様の声を、以下3つの内容にわけてお届けします。
- 抱えていたトラブル・悩み
- ERP導入を決断した3つの理由
- 導入後に感じたメリット・感想
それでは各項目の詳細をみていきましょう。
事業内容:精密小型モータ、アクチュエータ、モジュール、産業ソリューション機器、福祉・生活支援機器の製造販売
課題:各拠点の在庫が見えずトラブルに、関連会社間での受発注に工数がかかる
抱えていたトラブル・悩みとは?
お客様は、生産拠点を日本・中国・メキシコに、販売や物流拠点を香港・インド・アメリカ・ドイツと展開する、グローバル企業です。
ただ、各拠点の在庫が見えないため、コストと業務品質に影響するトラブルが多々発生していました。
結果、顧客の要望にスピーディーに対応できず、過剰在庫・機会損失の要因に。
また、海外の生産拠点が増えサプライチェーンが複雑化、さらに日本本社が海外拠点間の商流に加わったことから、データ入力が複雑化しました。
そのため、拠点間連携の効率化も課題となっていました。
ERP導入を決断した3つの理由
創業100周年を迎えたことを機に「さらに100年成長を続ける会社」を目指し、基盤づくりとしてIFS導入を決意したお客様。
グローバル需給の改革に向けて、基幹システム統合へのステップへと進みます。
ERP導入をする上で、IFSを選定した理由は以下3つです。
②海外拠点への導入実績が豊富
③関連会社間の自動連携が標準搭載
実は、お客様は中国拠点で17年ほどIFS2003を基幹システムとして使用してきました。
IFS使用実績に加え、業務適合率が非常に高い点、他製品と比較し生産系の標準機能の充実さ、1つのシステムだけで複数拠点のデータ連携が標準搭載されているところが評価され、IFSを採用。
ベンダー選定の条件として、IFSを深く理解していること・グローバルな導入体制があるかどうかが重要でした。
弊社が選定された理由としては、中国拠点があるため導入を直接サポート可能であり、IFSへの理解・導入実績が関係しています。
IFS導入後、感じたメリット・感想
IFS導入によるメリットは以下3つです。
②受発注データの拠点間連携が実現
③MRPが統一されたことで運用が簡素化
海外拠点のIFS導入が完了し、ばらばらだった拠点間の受発注データが1つのシステムで連携可能に。
また、これまでは外部のMRPエンジンを使用していたため、1拠点ずつしかMRP実行ができない・MRP実行の時間制約などの課題を抱えていました。
しかし、今回の刷新でMRPエンジンを統一し、IFSの標準MRPエンジンで複数拠点のMRP同時進行ができるようになりました。
—-お客様のコメント—-
「旧システムではMRPエンジンが1つに限られていたため、同時実行ができず運用でカバーしていました。しかし、新システムでは各拠点の作業にあわせてMRP実行が可能に。これは大きいですね。」
また、MRP用BOMと生産用BOMを別々に管理していたため、管理工数がかさんでいたお客様。
そこで弊社は、IFSの標準機能を上手く活用した自動化をご提案し、効率化を目指しました。
「かねてからの課題が、モータ構成部品が設計変更により自然切替になった際の対応でした。旧システムでも期日指定で設計変更はできたのですが、数量での部品切替はできなくて。MRP用と生産用のBOMを2つ持たせて運用していたため、非効率だったんです。しかし、これをチェンシージャパンが自動化してくれました。非常に良い提案をいただいたと感じています。」
海外拠点管理・システム老朽化でお悩みのご担当者様へ
実際にIFS導入をしたお客様の声をもとに、導入経緯・IFS採用の理由・導入後の効果を紹介しました。
今回のお客様は、以下の課題を解消し、IFS導入による効果を感じていらっしゃいます。
・海外拠点が複数あり、各拠点のデータ連携に困っていた
・システム老朽化によるトラブルを解消したかった
「IFS導入により、グローバルな情報の一元管理・リアルタイム分析が可能になりました。データドリブン経営を目指していきます。」
グローバルワンインスタンス(1つのシステムで国をまたぐ複数拠点を管理)にメリットを感じている方は、海外での導入実績が豊富なチェンシージャパン株式会社までお問い合わせください。
以下にIFS導入に至るまでの経緯・直面した問題・導入後の効果について、お客様からいただいたリアルな声をまとめておりますので、ぜひご覧ください。
本記事では、弊社のERP(IFS Applications)を導入いただいたお客様のリアルな声をお届けします。 リアルな声の内容は、以下3つです。 お客様のERP導入時の悩み 導入の決め手となった理由 導入後にお客様が体感[…]