クラウドERP「ZAC」4つの魅力とは?価格・導入事例・評判も解説

ERP

導入実績800社以上を誇る、クラウドERP ZAC。

サービス業に特化した本製品は、一体どのようなシステムなのでしょうか。

本記事では、クラウドERP ZACの魅力を、価格・導入事例とあわせて紹介します。

導入をご検討中の方は、ぜひ最後までご覧ください。

クラウドERP「ZAC」とは?

引用:クラウドERP ZAC

提供会社 株式会社 オロ
対象会社規模 小規模事業者〜中堅企業
提供形態 クラウド型
ERPの種類 業種特化型
料金(参考価格:社員数120名)

ライセンス費用:750万円
導入支援費用:430万円
保守費用:16.5万円/月

ホームページ クラウドERP ZAC

クラウドERP ZACは、案件・プロジェクト別の収支管理を中心に、企業内のバックオフィス業務を管理するクラウド型のERPパッケージです。

主に、システム・IT業や広告・イベント業、コンサルティング業を対象としており、各業種の商習慣や業務に特化した機能を搭載。

また、必要な機能モジュールのみを導入できるため、ムダな導入コストを削減できます。

導入後の機能拡張・追加も可能なため、スタートアップ企業から中堅企業にいたるまで、実に800社以上の企業で導入されています。

本章ではクラウドERP ZACの概要として、標準搭載されている基本機能を紹介します。

クラウドERP ZACの基本機能

引用:機能一覧|クラウドERP ZAC

クラウドERP ZACの基本機能は、下記の通りです。

  • 販売管理:見積・受注・売上・請求・売掛金・入金管理などを管理
  • 購買管理:発注/仕入れ・支払い・買掛金などを管理
  • 在庫管理:商品の入出庫管理や受払台帳などの各種帳票出力
  • 勤怠・工数管理:出退勤管理・シフト管理・人員リソース管理
  • 工程管理:プロジェクトに紐付くタスク管理・進捗管理・納期管理機能
  • 経費管理:立替精算・仮払経費・出張経費などの経費申請や精算を管理

上記に加え、人事・総務系文書の申請承認や顧客情報管理などの情報共有モジュールや、セキュリティオプションを必要に応じて付加できる仕組みです。

機能モジュール単位での導入が可能なため、導入目的を考慮し、自社に適したシステムを利用できます。

また、クラウドERP ZACは外部の財務会計システムやBIツール、給与計算システムとの緻密な連携が可能

すでに利用しているシステムと連携させ、不足した機能を補えるため、管理工数を削減しつつ経営状況の可視化を実現できます。

クラウドERP ZACの4つの魅力

クラウドERP ZACはさまざま機能を有し、システム統合による業務効率化を実現します。

中でも、下記4つの魅力が特徴的です。

  • プロジェクト収支をリアルタイムで可視化
  • 将来的な売上・利益を正確に予測
  • 間接業務の削減による業務効率化
  • クラウド提供でITコストを削減

本章では、クラウドERP ZACの魅力を詳しく紹介します。

魅力1.プロジェクト収支をリアルタイムで可視化

1つ目の魅力は、プロジェクトの収支を、リアルタイムで可視化できることです。

クラウドERP ZACは、複数の情報管理システムと紐付き、プロジェクトの仕入費・労務費・経費などの必要情報を取得

各プロジェクトの収支状況を、瞬時に可視化できます。

また、クラウドERP ZACでは、プロジェクトの稼働前後のみならず、進行中であっても収支の途中経過や着地予測を管理できます。

これにより、従来よりも改善サイクルを短縮でき、スピーディーな収支最適化を実現できるでしょう。

魅力2.将来の売上・利益を正確に予測

2つ目の魅力は、将来の売上・利益を正確に予測できることです。

売上・利益の予測を立てるには、前年の売上データや成長率、原価データなどさまざまな情報を集計しなければなりません。

仮にExcelを使って管理する場合、膨大な時間と労力がかかり、担当者への業務負担が大きくなりがちです。

また、入力ミスや計算ミスによる、信憑性の低下も懸念されます。

対して、クラウドERP ZACは、案件を見込・引合の段階から一元的に管理するため、集計コストや人為的ミスを大幅に削減できます。

さらに、売上・仕入・工数・経費の予定情報を入力することで、将来的な売上・利益を正確に予測できます。

魅力3.間接業務の削減による業務効率化

3つ目の魅力は、間接業務の削減により業務効率化を実現できることです。

クラウドERP ZACは、経理部門・営業部門・購買部門など各部門のフォーマット・入力データを一元的に管理します。

これにより、部門間の垣根を取り去り、円滑な情報フローを構築できます。

二重入力やデータ共有などのムダが削減され、より生産性の高い業務へ従事できるでしょう。

また、受注登録や請求書発行などの処理忘れを防止する、アラート機能も搭載

設定期間内に作業が遂行されない場合は、担当者のトップページへ警告が表示される仕組みです。

人為的ミスや業務上のムダを省き、業務効率化を実現させます。

魅力4.クラウド提供でITコストを削減

4つ目の魅力は、クラウド提供により低コストで導入・運用できることです。

クラウド型ERPは、ベンダー企業が提供するシステムを、インターネットを介して利用する形態です。

そのため導入に際して、サーバー・インフラ環境を構築する必要がありません

また、導入後の保守・メンテナンスもベンダー企業が請け負うため、導入企業は低コストで導入・運用できるのです。

ただ、オンプレミスのように、ローカルネットワークを使用する形態と比べると、セキュリティ面を不安視する意見も多く聞かれます。

クラウドERP ZACでは、定期的なセキュリティバージョンアップやシステム環境の監視、トラブル時のサポート対応など、企業の情報を保護するためのサポート体制を構築しています。

上記に加え、セキュリティオプションも用意されているため、高いレベルのセキュリティ対策を実現できるでしょう。

クラウドERP ZACの料金体系とは?

クラウドERP ZACの導入・運用にかかる料金は、主に下記の3項目です。

  • ライセンス費用
  • 導入支援費用
  • 保守費用

本章では、クラウドERP ZACの料金体系を紹介します。

価格体系1.ライセンス費用

ライセンス費用とは、クラウドERP ZACの運用時にかかる費用です。

一般的には、毎月固定の費用を支払う「月額ライセンス利用型」が主流ですが、クラウドERP ZACでは、導入時にまとめて支払う「一括ライセンス買取型」も用意されています。

両プランの違いは、下記の通りです。

  一括ライセンス買取型 月額ライセンス利用型
初期費用 ライセンス費用
導入支援費用
導入支援費用
月額費用 保守費用(データセンター利用料・システム保守費用) ライセンス費用
保守費用

参照:ZAC導入パターン|クラウドERP ZAC

ライセンス費用は、利用するユーザー数や追加する機能に応じて課金される仕組みです。

導入後にユーザー数や機能を追加できるため、スタートアップ企業〜中堅企業まで、要望に合わせたムダのないシステム導入が可能です。

価格体系2.導入支援費用

クラウドERP ZACでは、システムをスムーズに導入・稼働させるため、コンサルタントによるサポートサービスが受けられます。

この導入支援は、なんと基本料金が無料

別途オプションで、専任の担当チームを編成する場合や、プロジェクトマネージャーを招く場合に、費用が発生します。

導入支援オプションの費用は、利用する機能やプロジェクト体制によっても変動します。

そのため、具体的な金額が知りたい方は、ベンダー企業へ問い合わせると良いでしょう。

価格体系3.保守費用

保守費用は、クラウドERP ZACを利用する間、毎月発生する費用です。

主に下記の2つの費用で、構成されます。

  • ソフトウェア保守費用:ライセンス費用×1.5%/月
  • データセンター利用料:5万円〜/月

先述した一括ライセンス買取型で利用する場合は、ソフトウェア保守費用とデータセンター利用料の両方がかかります。

一方、月額ライセンス利用型の場合、データセンター利用料のみの支払いです。

クラウドERP ZACの導入事例と評判

クラウドERP ZACを導入した企業では、どのような効果が得られたのでしょうか。

  • 株式会社ペンシル:WEBコンサル事業
  • 株式会社DKホールディングス:イベント事業
  • 株式会社KRI :受託研究事業

上記3社の事例をもとに、クラウドERP ZACの評判を紹介します。

事例1.株式会社ペンシル

引用:株式会社ペンシル

株式会社ペンシルは、11期連続黒字・売上21億円越など、順調な成長を続けるWEBコンサル企業です。

創業時から業務管理を各部門の裁量に任せており、データ管理のズレに課題を感じていました。

たとえば、必要な情報を収集する際、複数のファイルを開いたり、担当者に直接確認したりと、多くの時間・手間がかかっていたのです。

また、売上管理では、前年度の数値をもとに大まかな予測を立てていましたが、事業の成長とともに予測精度が低下

従来の管理方法に限界を感じ、ERPシステムの導入を検討したそうです。

クラウドERP ZACの決め手となったのは、業務との高い適応度です。

業務プロセスの始まりから終わりまでを一貫して管理でき、業務工数の大幅削減を達成

また、売上予測の精度が向上し、より緻密な戦略を描けるようになったそうです。

参照:株式会社ペンシル ZAC導入事例|クラウドERP ZAC 

事例2.株式会社DKホールディングス

引用:株式会社DKホールディングス

株式会社DKホールディングスは、展示会やイベントのディスプレイ制作を手掛ける企業です。

街の看板屋からスタートした当社では、紙文書を主体とした管理業務を続けていました。

しかし、処理スピードや記入ミス、帳票データの不正確など多くの課題が顕在化

極め付けは、黒字を見込んでいた年、決済申告の期限間近に赤字が発覚する事態が発生したのです。

これを機に、管理業務を抜本的に見直し、クラウドERP ZACを導入しました。

導入効果を顕著に実感したのは、営業管理の円滑化です。

売上・仕入れ・粗利益などの数字が、リアルタイムに集約できたそうです。

また、人手業務を削減できたことで、帳票データの信憑制が向上

今では財務データが経営判断の基盤になるほど、頼れるものになったそうです。

参照:株式会社DKホールディングス ZAC導入事例|クラウドERP ZAC

事例3.株式会社KRI

引用:株式会社KRI

受託研究会社として、2,000社以上の研究を支援してきた株式会社KRI

民間の受託研究事業をおこなう当社では、プロジェクトの進捗管理に課題がありました。

複数の案件が並行する事業のため、どのような案件が何本稼働し、いくらで受注できているのかが管理しきれなかったそうです。

以前は、表計算ソフトで管理していましたが、多くの時間・手間がかかり、プロジェクトの実態をつかめなかったのです。

当社は、経営の安定化を実現するため、情報機密性の高いクラウドERP ZACの導入を検討。

クラウドERP ZACでは、営業段階の案件も管理でき、受注確率に応じたランク設定で、売上予測の高精度化を実現しました。

また、システム上で厳格な情報機密体制を構築でき、当社が求める情報管理にも十分に対応できたそうです。

参照:株式会社KRI ZAC導入事例|クラウドERP ZAC

クラウドERP ZACをご検討中の方へ

本記事では、クラウドERP ZACの魅力を、価格・導入事例とあわせて紹介しました。

クラウドERP ZACは社内のバックオフィス業務を一元管理し、業務効率化を実現します。

導入を検討される方は、定期開催されるセミナーなどへ参加してみてはいかがでしょうか。

また、バックオフィス業務のみならず、営業管理・生産管理・顧客管理など全基幹業務の統合をお考えの方には、弊社「チェンシージャパン株式会社」が提供するIFS Applicationsがおすすめです。

IFS Applicationsは、業種ごとのニーズに最適化された統合型のERPシステムです。

豊富な機能モジュールから必要機能のみを選択し、システムを構築できます。

チェンシージャパンでは、ERPシステムに関する無料相談も受け付けているため、業務効率化・DX推進をご検討中の方はお気軽にお問合せください。

 

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